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千葉日本大学第一中学・高等学校のトピックスページ。
平素より野球部の活動にご理解と温かいご声援をいただき、ありがとうございます。
野球部監督の若山です。先日、卒業式も終わり、早いもので新年度も目の前に迫っております。新入生が入部を検討する時期ともなりましたので,これを機に監督しての野球部運営の考え方を整理しておこうと思います。
ここ6年間、私たちは公式戦で目標を達成する(県ベスト16等)という目に見える結果を残せていません。つまり、野球部として最も分かりやすい「勝利」という『成功』を収めることができていないということになります。
しかし、その一方で監督として選手たちと向き合う中で、常に自分自身に問い続けていることがあります。 それは、「この3年間を終え、ユニフォームを脱いだとき、彼らの中に何が残っているべきか」ということです。
「自分で答えを創る力」を学ぶ
高校野球で学ぶべき大切なことの一つに「自主性」があります。言われる前に動く、決められた役割を全うする。これは集団生活の基本です。しかし、勝てない時期が続く今の私たちに必要なのは、その一歩先にある「主体性」だと考えています。
「なぜ勝利に届かないのか」という問いに対し、監督の指示を待つのではなく、選手たちが自ら課題を見つけ、練習のあり方を考え、納得して取り組む。この「自分たちで正解を創り出そうとするプロセス」こそが、野球という競技を通じて学べる、最も価値のある知恵だと近年考えるようになりました。
「折れない心」という一生の財産
スポーツである以上、スコアボードの数字で勝つことが大きな目標です。ですが、私が日々の練習でそれ以上に大切にしている「成功」があります。
それは、思うような結果が出なくても、「成功するまで心が折れない精神力」を養うことです。野球というのはとても理不尽なスポーツです。さまざまな場面での身体操作を伴う競技特性上、1000回バットを振ったからといって打率が1割上昇するわけではないですし、1日必死に何時間も練習しようと確実に勝てるようになるわけではありません。そのような中でも、昨日までできなかったプレーを、どうすればできるか考えて克服する。 負けが続いても、「次はこう変えよう」と自分たちで前を向く。こうした小さな挑戦の積み重ねが、生徒の血肉となります。そして最後は、自分自身の可能性を諦めずに「できるようになるまで取り組む」以外にできるようになることはありません。だいたいの選手は自分の価値観の基準で「できない」と諦めてしまうことが多いように感じます。それは「できない」のではなく、「できるようになる前に自分でやめてしまった」だけです。
今はまだ、結果という形には現れていないかもしれません。しかし、この「壁に挑み続ける時間」を通じて育まれる力は、彼らが将来、社会という厳しい場所へ出たときに、自分自身を支える武器になると信じています。
最後に、一番の目的は「勝つこと」です。勝利至上主義などという言葉が使用される時代ですが、スポーツである以上選手たちは「勝つこと」を最大の目標にしています。その中で『何を学ぶのか』が重要な観点となります。
本校野球部の考え方は、
『勝つこと=選手の目標』を達成することです。
そのためにどのような毎日を過ごせばよいのか。
自分自身の技量をいつまでにどのようにあげていけばよいのか。
試合に出場するためにはどのような行動を選択すればよいのか。
最後の最後は選手たち自身の力で勝つ。
「自分たちで勝つ」
これを最終目標に部活動を運営しています。
千葉日本大学第一高等学校
野球部監督 若山大輔