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千葉日本大学第一中学・高等学校のトピックスページ。

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図書館四方山話その23

 学校の梅花もほころび始めましたね。蕾が多くついていて、これから咲くのが楽しみです。

 「一月は往ぬる二月は逃げる三月は去る」(『故事ことわざ辞典』より)の言葉通り、3学期はとても速く短く感じますね。「本を読む時間なんて無い」という声が聞こえてきそうな気がします。図書館は蔵書点検で閉館(2/15~24)しますので、ますます「ほらね、本も借りられないし」という声もあがりそうです。でも、蔵書点検前特別貸出を2/13(月)までしていますし、3/1(水)からは春休み貸出も始まります。いずれも1人10冊まで借りることができますので、読む本には困らないかと思います。(困る人は司書に相談を!)蔵書点検で閉館するのは心苦しいところではありますが、1年に1度の大切な図書館の仕事ですのでご理解・ご協力願います。

 さて、日頃より図書館だよりやインスタグラム、展示などでおすすめの本を紹介していますが、実は紹介文をどのように書くか、結構悩むことがあります。一番気にしているのは、言い過ぎないこと、でしょうか。その本を読んでみたいという気持ちになってもらうために、よかれと思って一歩踏み込んだところまで知らせて、それがかえって読書の楽しみを奪うことにならないか、という点です。構成など何も知らずに読んだほうが、数倍楽しめるという本もあります。

 また、「予想もつかないどんでん返しがあなたを待っている」「号泣必至の感動本」など、強い言葉で煽るようなことや、偏った感情を押し付けるようなこともしたくないのです。

 何年たっても、紹介文を書くたびに悩み悩み、悩んだわりにはいい文章が出てこないことも。そんな司書が、皆さんにおすすめしたいのに、紹介文に悩みすぎて何にも載せられていない本を紹介しますね。できれば、あらすじや構成、レビューなどを見ずに読んでほしいです。3冊とも小説ならではの楽しさを味わえる本です。私自身が先入観無しで読んだ本で、読了後、本を閉じて「ああ~面白かった!」と思わず声が出てしまった本・・・ですが、感想は人それぞれなので、あまりそうでもないという人もいるかもしれませんけれど。試してみてください。

*深緑野分『この本を盗む者は』角川書店,2020 [913フ]

*青山美智子『赤と青とエスキース』PHP研究所,2021 [913ア]

*加納朋子『空をこえて七星のかなた』集英社,2022 [913カ]

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