千葉日本大学第一中学校・高等学校 SCHOOL GUIDE BOOK 2024
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NAVIPOINT 1POINT 2POINT 35MIRAI NAVI STUDY 02中学校の教育 「三点」とは、起床時間、家庭学習時間、就寝時間を指します。この3つを生活の柱として固定して、生活習慣を確立するのが「三点固定」です。 小学校時代に比べて学習の難易度が飛躍的にあがる中学では、基本的な生活習慣を確立し、自己管理力を身につけることで、自ら学ぶ姿勢を育てます。早い段階で生活環境を整えた生徒ほど、学力向上が目覚ましいとの結果もあります。 学校の学習は「チャイムからチャイムの間が授業である」という指導を徹底させ、効率的に学ぶ意識を持った学校生活を実践します。 中学全学年が8時20分〜40分までの20分間、読書をしています。読んだページ数や冊数によって、全体での表彰も行っています。 総合的な学習では、実社会や実生活の中から問を見出し、自分で課題を立てて、情報を集め、整理・分析して、表現することができるようにすること、すなわちプレゼンテーション力のアップを目標に取り組んでいます。中学1年:自分の趣味を調べよう。その良さをまとめ、スライドで発表します。中学2年:職業を調べよう。自分が興味を持っている職業や、身近にいる保護者や親戚の職業を調べて、その魅力をスライドにまとめ、発表します。中学3年:旅行会社の社員として旅行プランを作ろう。自分が行ってみたい国を調べ、その国への旅行プランを立ててチラシを作ります。最初の授業には旅行会社から各クラスに1名の社員が来て、プランの立て方だけでなく、仕事の魅力についても語ってくれます。 主要教科の充実は、学習の深度と進度にあります。高校の教科書の内容であっても、中学で学ぶべき分野であれば各教科で積極的に取り入れ、学習内容を有機的に結びつけて、深く、広く学びます。 国語はビブリオバトルを通じて話す・聞く力を伸ばします。数学は3年生で高校の内容を先取り学習しながら、週2回の「演習」で既習範囲の基礎力定着から応用力の養成までレベルに応じた指導を行います。 理科は充実した施設の中で実験を重視した授業を展開し、社会は単元ごとに問題解決型の授業を実施するなど、主体的な活動を通して理解を深めます。 中学ではベネッセの「学力推移調査」を年3回受験します。このテストは、中高一貫校の中学生向けの全国テストです。 基礎となる学力の定着度とその土台となる生活習慣・学習習慣・意識などをともに測定することで、今後の生徒の自主的な目標設定や学習行動を促し、中高一貫校によくある「中だるみ」を防ぐ効果もあります。 指標として「学習到達ゾーン(GTZ)」が示され、全国における学力位置をS・A・B・C・Dの「ゾーン」で確認することができます。GTZはベネッセ共通の学力指標であり、高校でのスタディーサポートや進研模試で、中高6年間を通して学力の推移を把握することもできます。 さらに、英語と数学では、理解度を高めるための宿題提出と理解度をはかるための小テストをこまめに行っており、理解が足りないところや苦手分野については、放課後の指名講習や長期休暇中の希望講習でフォローします。三点固定教育の実践で基礎学力を身につける中学校は人間としての基礎を築く時期です。生活習慣を確立する「三点固定」を実践し、整った学習環境の中で学力の確実なステップアップをはかります。「三点固定」教育の実践中学校教育のポイント総合学習学習の「深度」と「進度」充実したサポート

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